ITの話題ではないのですが、確定申告や今後の資産形成、また最近では確定申告ソフトの人気が高まっており、必要になると思い簿記3級の資格を取得しました。
残念ながら一発合格とはなりませんでしたが、再受験で合格することができました。不合格だった際に自分に何が足りなくて、何をやるべきか?を分析し、合格までのどう行動したかを綴ります。
簿記3級に挑戦する方の参考になれば嬉しいです。
目次
初回 | 再受験 | |
第1問 | 42点 | 45点 |
第2問 | 0点 | 9点 |
第3問 | 18点 | 27点 |
合計 | 60点 | 81点 |
初回受験時はもちろん自信を持って臨んだのですが、結果は及ばずでした。。ネット試験(CBT形式)で受験しましたが、シンプルに勉強不足とネット試験の形式に不慣れだったことが敗因だと反省。
ネット試験は問題内容がランダムに出題されるとのことで、問題内容よっては得意不得意で点数が変わってくる場合もあります。特に点数を取れなかったのが
- 第2問のT字勘定問題
- 第3問の財務諸表作成(貸借対照表・損益計算書を完成させる)問題
上記が苦手だったことを再認識しました。精算表が理解できていれば問題ないと思っていましたが、「貸倒引当金」を対象となった「売掛金」や「受取手形」から差し引いて記入するなどを理解していませんでした。。。
クレアールは内容が充実しており、値段もお手頃で、コスパ抜群と評判が高いのでクレアールを選択しました。
- テキストと問題集の内容が充実
- 過去試験問題も豊富
- 動画、音声の講義もありどこでも手軽に勉強できる
- わからないところはメールなどでいつでも問い合わせできる
- 最長1年のサポート期間
と至れ尽くせりの内容で、セール期間だと約1万円(定価¥14,800)!評判が高いことに納得ですよね。
ただ充実した内容ではありますが、私にとっては少し難しく感じました。他の評判を検索してみると、やはりクレアールは難しめ設定とのこと。
難しいことで本当の実力がつくので、ありがたいことではあるのですが、私の場合、実力がつく前に嫌になったことが何度かありました(笑)
- 問題に対しての答えの解説の説明が不足しており、なぜこうなるのか?がなかなか理解できなかった。
- ある程度の会計・簿記の前提情報ありきの内容もそれなりに見受けられた。
- You Tubeなどの動画に慣れすぎたのか、講義動画の内容があまり入ってこなかった(自業自得)笑
個人的に勉強が嫌になる一番の理由は、わからないことがわからないままで、なかなか解決できず、勉強が進まないことです。(もちろんクレアールは不明点は問い合わせできるサポートがあるので安心です。ただ私は知りたいことを言語化できる自信がなく、それゆえ問い合わせる手間を面倒だと感じ利用しませんでした。。)
問題集も難しく、すんなり解けなかった問題も多々あり、合格まで道のりは遠い。。と落ち込んだことも少なくありません(笑)
簿記3級だけに留まらず、2級や1級まで見据えている人にとってはとてもよい教材だと思います!
税理士を目指している友人からわかりやすい動画があるということで、以下の動画を薦められました。
2019年の動画ですが、多くの簿記を勉強している方々に視聴されているようです。
試験を合格するだけならそこまで重要ではない会計や簿記の全体像や背景、なぜそうなるのか?まで説明してくれているのでとてもありがたかったです。
個人的には目的や背景がわからないままだと頭に入ってこないのでとても助かりました。よく電車での移動時間中に視聴していましたね。
初回受験前は
- クレアールの教材を一通りこなし
- わからない点はYou Tube動画で補足
- 過去問も半分以上取り組み
- 模擬テストの点数も8割
ということで合格ラインだろうと判断し受験しましたが、結果は冒頭の通りでした(笑)
クレアールの過去問は2時間の統一模試8回分、1時間のネット試験形式の模擬テストは2回分のみ。本番はネット試験を選択したので、明らかに形式に不慣れだったことが敗因でした。
また本試験の財務諸表の作成の理解が足りず、安定して点数をとることができませんでした。
統一模試は2時間と時間に余裕がありましたが、ネット試験形式は問題数と時間も1時間になり、体感としてネット試験形式のほうが余裕がありませんでした。
特に財務諸表の作成問題で、丁寧に仕分けを書き出していたら時間は足りません。そこで動画で解き方を参考にすることで、余計な手間と時間を大幅に削減することができました!
簿記系You Tubeふくしままさゆきさんも動画内でおっしゃっているのですが、簿記は結局「仕分けがすべての基本」で、どんな問題も基本である仕分けができるか?が重要であると一度不合格になり痛感しました。
またネット試験形式は瞬時に仕分けができないと、時間に余裕が無くなるので、やはり付け焼き刃ではない実力が必要であると反省し、ひたすら財務諸表の仕分けを丁寧に書き出す練習を行いました。
そのおかげもあってか再受験の第一問の仕分けは満点取れました!
クレアールの教材にもネット形式の模擬試験が2回分用意されてるとは言え、個人的には圧倒的に形式に不慣れであると痛感しました。
そこでネット試験形式の経験値を増やすべく、以下の問題集を購入しました。
8回分掲載されているのですが、解答用紙が公式サイトにPDFで用意されているので、印刷すれば何度も挑戦できます。
クレアールは難しいめの模擬問題でしたが、こちらの問題集は本試験と同等レベルの難易度だったので、取り組みやすく無駄に落ち込むことはありませんでした(笑)
経験値を十分に積めたおかげで本試験は落ち着いて取り組むことができました。
簿記3級取得までに100時間ほどがかかりました。合格率は40%前後で甘く見積もると落ちる可能性は全然あります。
一発合格するに越したことはありませんが、失敗と向き合い、諦めないことも大切だと今回の経験を通して改めて理解しました。何よりやりきったことで、最近ではあまり感じたことがなかった達成感があり、自己肯定感も高まりました(笑)
社会人で働きながらの勉強は、時間や体力の確保など大変ではありますが、おかけで自己管理能力も高まったように思います。この成功体験は今後また必要になったときに、よい習慣を継続してくために自分を奮い立たせる自信にもなりました。
簿記3級は勉強すれば報われやすい資格です。不合格になったとしても諦めず、ぜひ再挑戦し、達成感を得ていただきたいです。そのときは今より少し自分のことが好きになっています。