リモートワークこそ働き方の満足度を上げる鍵!
もっと推進すべき!!
とずっと思ってきましたが・・・
リモートワーク(テレワーク)を実際にしばらく経験したことで、
出社には出社の良さもあるよね
と次第に思うようになりました。
私が思うリモートワークと出社のメリットとデメリット、それぞれの付き合い方の最適解をご紹介します。
目次
リモートのメリット1:場所と時間に縛られず働ける
言わずもがなですが、リモートワーク最大のメリットです。
通勤時間や住む場所に縛られないので、実は都会あまり好きではないのに、通勤のため渋々住んでいるという方も、郊外へ引っ越すという選択肢も生まれます。実際にリモートワークが浸透したことで郊外へ引っ越す人が増えました。
せっかくなら自分の好きな場所、前から住んでみたいと思ってた場所(海の近くや森の中など)に引っ越すのも選択肢の一つです。リタイアまで待つ必要はありません。
逆に地方在住の方も都会にある企業に就職することも可能です。企業側としても、場所に囚われず地方にいる優秀な人を採用できる可能性が高まります。
リモートのメリット2:体力と時間に余裕が生まれる
通勤時間が0になるので余裕ができ、家事や掃除、洗濯もやろうかというモチベーションも生まれやすくなりました!家事をしないのは「疲れているから!」だと本気で思っています(笑)家のことや家族にそそぐ時間が増えることに繋がります。
仕事一辺倒だった場合はリモートワークを機に、家族との過ごし方など含め、人生で大切なものを改めて見つめ直すようになった方も多いのではないでしょうか。
リモートのメリット3:集中できる環境で業務効率が向上
同僚や上司からなど他人からの干渉を自身のさじ加減でシャットアウトできるので、集中して自分の予定通りにタスクを進めていきやすくなります。出社していると意図しない急なお願いなどもあり、悪い言い方をすると邪魔されることも多々あります。
リモートワークであれば工夫次第でまとまった時間を確保し、集中することも可能です。
もちろんリモートワーク中でもチャットやメールで急なお願いもありますが、直接会っている訳ではないので、一時間くらい放置してもいいと思います(笑)
ただ自宅に集中する空間がなければ自宅も会社も同じになってしまうことも・・・
その場合
- 自宅の作業場所を整える
- 難しい場合は近くのコワーキングスペースを活用
などの方法もあります。自分が集中できる場所を自ら選択できるのは一つの自由だと思ってます。
リモートのメリット4:有事の際も業務ができる
地震や悪天候などの災害による交通機関麻痺など、有事の際にはリモートワークは大きなメリットです。リモートワーク環境があり普段から慣れておけば、いざ何か起こったときにも業務が止まることなく遂行できます。
大型の台風や地震などが起こったときに、それでも出勤するという謎の使命感を持ったのがこれまでのサラリーマンでしたが、これからは徐々に「災害時に出社させるなんてブラック企業だ!」なんて声が当たり前になりそうです。
リモートのデメリット1:運動不足と出不精によるストレス
リモートワークだと本当に家から出ることがなくなってしまうので、運動不足に拍車がかかりました。意識して運動しないとどんどん基礎体力が落ちていきます(笑)今までは少しの距離でも電車を使っていたりしたのですが、最近では運動不足解消のために、あえて歩くという手段を選ぶようにしています。
また長時間家で過ごすことで何かしらストレスを溜め込んでしまうものです。(実体験済)歩くという軽度な運動をするだけでも人はストレスが解消され、前向きな気持ちになります(実体験済)
それだけ外に出かけるということは精神衛生上良いことなので、意識して出かけるようにしています。
リモートのデメリット2:家族との距離感のチューニング
今まで家族と過ごす時間がとても少なかった方にとってはテレワークは良い機会になりましたが、必ずしも家族と過ごす時間が増えることが良いとは言えない場合もあります。
コロナ渦で家で過ごす時間が増えたことで離婚を考える方が増加しているそうです。人は定期的に1人になる時間がとても大切で、リラックスや自身を見つめ直すことにも繋がります。出勤することである意味、1人の時間が確保できていたのが、テレワークにより一人の時間が少なくなってしまったことでストレスを溜め込んでしまいやすくなる人も。
家で過ごすときも、お互いが1人の時間を過ごせるような関係であれば問題ありませんが、物理的な距離によって精神的な距離感を保っていた場合、一緒に過ごす時間が増えるほどストレスが溜まってしまうこともあるかもしれません。そうしてそんな夫婦やカップルは少なくないと思います。
例え人生のパートナーでも人間関係は距離感が大切です。心地よいと感じる距離感がお互いに理解できているのが理想ではありますが、人それぞれ適正距離があるので難しい問題です。
リモートワークが主体になってくると家族との距離感をどのようにするか?一度見つめなす必要が出てくるかもしれません。
出社のメリット1:目的のない雑談がしやすい
リモートワークは様々な面で効率が向上する分、いい意味での無駄が無くなってしまいがちです。
既にやることが決まっている、何かを決めるなどの場合はテレワークのほうが効率的ではありますが、出社して直接顔を合わせることで会話の着地点を決めない雑談の時間が自然と生まれます。
この雑談のたわいもない会話が業務改善のヒントになったり、知恵や気づきを共有する場になることがあり、オンライン上ではわざわざ喋る必要もないと思っていることも、気兼ねなく会話がしやすい雰囲気になるのは大きなメリットです。
せっかく同じ時間、同じ場所に同じ目的を持った仲間で集まっているのだから
たわいもない会話を楽しみたい
少なくとも私はこんなふうに思います。
出社のメリット2:親しい人間関係ができるかも(恋愛含む)
若い世代や独身の方にとって職場は出会いの場という側面もあります。
仕事をするために1つの場所へ集まっているわけですが、長時間同じ場所で過ごすことで偶発的に同期や先輩・後輩、他部署人たちと仲良くなり、親しい友人や恋人に発展する可能性があります。
結婚した夫婦が出会った場所「2位」が職場というデータもあります。(1位は学校)
既婚で家族持ちの方にとってリモートワークは家族と過ごす時間が増えるとてもよい働き方ではありますが、若い人や独身の方がリモートワーク一辺倒だと職場での出会いの機会が減ってしまいます。
会社は仕事をする場所だから割り切って仕事をしたい!
プライベートは自分でなんとかするから大丈夫!!
という方であれば、リモートワークにとても向いているかと思います!笑
確かに職場は仕事をする場所なので、仕事が大前提ではありますが、縁があるからこそ同じ場所で働いているという見方もできます。もし相性の良さそうな人がいるなら職場というコミュニティを活かし、仲良くなっておいて損はないはずです。
人生100年時代、もしかたら生涯を通しての大親友・パートナーになるやもしれません。
直接会うからこそ言葉や音声には無い機微を感じることができ、
同じ場所・同じ時間・一緒に過ごし、同じ目的に向かうからこそ、少し会っただけではわからないその人の良さがよく理解できることも大いにあると思うのです。
プライベートで仲良くなるかもしれない相手は特に、実際に会って、持ってる雰囲気なども知りたいと思ってしまいます。
もちろん「顔は知らないけど仕事ぶりや考え方から惹かれた」ということも全然あると思います!
補足:完全リモートワークの場合
完全リモートワークだから人と出会える機会がとても少ない・・・
という場合は、コワーキングスペースでリモートワークをすると思いがけない出会いになるかもしれません。会社は違えど、やはり同じ場所、同じ時間で集まっているので、回数を重ねれば自然と話をする機会も生まれるかもです。
完全リモートワークの為、アドレスホッパー(定住せずに移動しながら生活する人)の方も、あえて気軽に話がしやすいゲストハウスなどを選んで宿泊している方も多いようです。
そんなアドレスホッパー同士で結婚された方もいます!
意識したいこと:自分らしくいられるコミュニティに参加
リモートワークが浸透し、自由な働き方が選べるようになるのは大歓迎なのですが、少し人との距離感が遠いなと感じるのが正直なところです。
会社というコミュニティを活かすのはもちろんですが、逆に捉えれば、インターネットを活用することで会社以外のコミュニティを見つけることが簡単なりました。自分らしくいられるコミュニティが見つかれば、実際に会う機会もあると思うので新しい出会いの場に発展する可能性は大いにあります。
会社がほとんどリモートワークの為、同僚とほとんど会う機会が無い・・・
という場合はインターネットを通して同じ趣味や趣向、価値観の合うコミュニティに参加という選択肢もあります!
私も以前から気になっていたなコミュニティに参加して視野が広がりました!ここから「いい縁」があると嬉しいですね。
まとめ:リモートワークとオフィス出社のいいとこ取りをする
仕事だけ遂行するならリモートワークだけでで問題ありませんが、それだけだと人生どこか寂しいと感じてしまうのもまた人間の良さだと思っています。(もしかして私だけ?)
毎日出社は負担が大きい。毎日は嫌でもたまには直接会って話すのも悪くない。人生仕事だけが全てではないので、自分にとってちょうどいい「オンライン」と「オフライン」のバランスを取るのが最適解だと思っています。
今後リモートワークがスタンダードになれば、毎日出社と比べて偶発的なキッカケの機会は減ってしまいます。人との繋がりを重要視する場合、今まで以上に積極的に人に関わろうとする姿勢が大切になってくるので、自分自身もこのことを肝に命じ、よい出会のチャンスを逃さないようにしたいと思います。
今回こちらの書籍を参考に、自身の考え方を綴りました。
2014年に刊行された書籍なのですが、リモートワークが日本で浸透してきた2021年の現在だからこそ、とても共感できる内容が多かったです。刊行当時はかなり最先端な考え方だったかもしれませんね。