国としてもデジタル庁が発足するなど、日本のデジタル化対応に本腰を入れ始めました。世界的にデジタル化・IT活用がかなり進み、日本もグローバルな流れにのる必要があり、ますますデジタル化・IT活用の重要性が高まっています。
そんなデジタル化・IT活用のメリットはよく聞きますが、デメリットをあまり意識したことが無かったので言語化し、まとてめみました。
目次
顧客や取引先の利便性向上による信用獲得
ITインフラ環境が整備されることで、日を追うごとに通信環境がよくなり利便性が向上しています。
大多数の若年層や現役世代にスマートフォンが浸透したことで、インターネット通販が当たり前になり、キャッシュレス決済なども浸透しつつあります。
まずは「インターネット上で検索する」ことが常識になりつつある現代において、デジタル化対応していないServiceやお店、企業に対して不便と感じる人は少なくありません。
デジタル化対応することで、お客様や取引先の利便性が向上することで、認知度や売上が上がる可能性が高まり、何よりお客様の「信用」を得ることにも繋がります。
アプローチ先・販売先の拡大
インターネット上に会社や自身のことを紹介しているサイト(ホームページ)は名刺代わりにもなり、信用を得るツールになる1つです。
オンライン上で完結できるサービスであればアプローチ先が増え、マッチングが成立する可能性が高まります。
またECサイト(ネットショップ)を活用することで、物理的に取引が難しかった相手との接点が生まれ、販売先の拡大に繋がる可能性が生まれます。サービス内容次第では日本全国にとどまらず、海外のお客様へ届けることできる可能性があります。
業務の効率化・新サービス、新事業の開発
これまでは手作業で行っていた作業もデジタル化・IT活用することで「自動化」や、データとして「見える化」することが可能です。
これにより
- 余計な労力を削減して、より重要な仕事に注力
- データを活用することで、お客様のニーズにより的確なアプローチ
が行えるようになります。
働き方改革や事業継続の充実
業種によってはデジタル化することでリモートワーク(テレワーク)が可能になり、「時間」や「場所」に縛られずに仕事に取り組めるようになります。
また作業場所をオンライン化することで、地震などの災害によって交通インフラが停止しても、場所に縛られずに事業を継続することができます。
柔軟な考え方や知識が必要
IT業界の技術進化は早く、数年経てば古いとみなされ、10年経てば180度常識が変わるほどです。技術進化に伴って新しい情報をキャッチし、柔軟に取り入れる必要があります。
またデジタルやITが好きな方であればご自身でも対応可能ですが、苦手な方にとってデジタル化・IT活用はとても大変です。デジタル化・IT活用を取り入れたとしても定着に時間がかかり、活かせず本業が疎かになってしまうリスクがあります。
情報セキュリティ対策
デジタル化・IT活用は便利な反面、情報漏洩を防止するなどのセキュリティ対策が必須です。従来の物理的な管理においてもリスクはありますが、デジタルに対するセキュリティには知識も必要です。
意図せず情報を流出してしまうリスクがあるので、セキュリティ教育の場を設け、経営者や従業員のリテラシー向上を促すなどの時間や労力が必要になります。
障害が発生時は業務が止まる
災害などで交通インフラに被害が出ると、仕事場へ辿りつけず業務が止まってしまうのと同じように、デジタル化・IT活用を取り入れた後、利用しているITツールで障害が発生してしまった場合は、災害時と同様、事業が一時的に止まってしまうリスクがあります。
障害によるリスクに備えて、代替のITツールや、データのバックアップを準備しておくなど、被害を最小限に抑え、業務が完全に止まってしまわないようにリスク分散を考える必要があります。
デジタル化・IT活用の重要性が高まっているのは、デメリットを大きく上回ってメリットの効果がとても高いため、あまり意識されることはないと改めて認識しました。
ITが苦手な人にとってデジタル化・IT活用の「デメリット」はとてもハードルが高く、ついネガティブに捉えてしまいがちですが、苦手なことは得意な人に任せ、自身は得意に集中するという選択肢もあります。苦手を補え合える関係性はとても素敵だと個人的に思います。
デジタル化・IT活用がて苦手という方はぜひご相談ください。